珍修理百景

朦朧という単語の語源が知りたいパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

今までの人生で自分が聞いた中でこれは!と思った修理風景を記録しておきます。

・全裸メモリ増設
パソコンは静電気に非常に弱いです。
現在のパソコンはそれでも大分頑丈になりましたが、
意図的に静電気を流せば昔よりも電子部品にたよるウェイトが大きい分、
損失は余計大きくなる可能性があります。
話は現在ではなく大昔。
メモリの作業はできる限り(増設作業する人間含めて)アースするというのが常識ですが、
さじ加減がわからずにアルミホイルを敷き詰めて全裸でメモリ増設をした剛の者がいました。
結果は無事交換完了ですが、彼は未だにメモリ増設の際には儀式を整えるのでしょうか。

・箸でメモリ増設
上記の全裸の人とは別の人です。
が、原点は同じで、変に触ってパソコン壊したらどうしよう、という思想から
箸でメモリをつまんで差し込もう、という発想に至ったそうです。
静電気はありませんでした。その代わりメモリも刺さりませんでした。
やったことある人はご存じなんですが、メモリを刺すというのは結構な力仕事です。
メモリは人間でいう脊髄にあたるといって差し支えない部分なので、
おいそれと途中で抜けてはこまります。
刺しにくく、抜けにくいのがメモリです。
間違っても箸でつまむ力具合でさせるものではありません。

さて、この話を聞くきっかけになったのは、
そのパソコンを直してくれと言われたからでした。
正確には「メモリを本体内に落としてしまったので拾い上げてほしい」と。

・投棄マイドキュメント
まんまです、パソコンの容量がきつくなったから、という理由で
マイドキュメントがまるごとゴミ箱に入っていました。

と書いてから気がつきましたが、今時の人にはなんのこっちゃかもしれません。
WindowsXPまではデスクトップ上に「マイドキュメント」というフォルダがあり、
初期設定でのファイルの保存はすべてそこに行われる設計になっていました。
Vista以後ではユーザーフォルダが表示されるようになり、
8でデスクトップが「いったん廃止」されたことに伴い、
デスクトップ画面には基本ゴミ箱だけが表示されるようになりました。

さて、極論するとマイドキュメントがなくてWindowsは動作します。
この話には続きがあって同じ人がProgram Filesフォルダもゴミ箱に放り込み、
その結果必要なプログラムが動かない、ということでサポート案件になったのでした。
(今は仕様上不可になりましたが、昔は捨てることが可能でした。)
幸いだったのはゴミ箱を空にしていなかったこと。
おかげで1クリックで修復できました。
空き容量問題は実はゴミ箱に大量のファイルが入っている…というオチがあったわけです。

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変わらぬデバイス

ディスクライターの書き換え兄弟の名前が気になって仕方がないパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

コンピューターというものは単なる計算機で、機械そのものを指す言葉、となっています。
それに対して結果を出力するためにディスプレイやプリンターやスピーカーがあり、
入力するためにマウスやキーボードがあり、
データを記録するためにハードディスクや光学ドライブ(は最近廃れてますが)があったりします。
仕組みそのものは大昔からデータを読み取ってCPUで計算し、結果を出力する、と変わっていないのですが、中身は大幅に変化しました。
ディスプレイとキーボードと本体、これが大昔からのコンピューターの基本セットでした。
(マウスはコンピューターが生まれたずっとあとの歴史に生まれました。)
コンピューター本体はいわずもがな、ディスプレイもずっとブラウン管かと思いきや
15年くらい前から「あれ液晶実は安い?」と思われ出してからあっという間にあらゆるブラウン管は消え去りました。
高いデバイスがのが安くなったから標準仕様になる、というのはすでにマウスで経験していることですが、ブラウン管がなくなる日が来るとは私も思っていませんでした。

ではキーボード。

手を変え品を変えいろんなキーボードがこの世にあるのですが、
基本的に変化はありません。
正確にはキー数が増えたもののQWERTY配列のアルファベットが
キーボード上から消えることは今日までありませんでした。
これは実はすごいことなのではないか。と歴史を紐解くとどうやら19世紀後半くらいからずっと使われている26文字の配列のようです。軽く100年超えた歴史持ってました。すごい。

私がパソコンを教える時にはキーボードを極めて重要視するのですが、
この「変わらぬデバイスである」という部分が理由として非常に大きいです。

windowsの操作を教わっても、MacOSの操作を教わっても、バージョンが変わったらまた覚え直しか、新たな操作、インターフェースになれる必要が出てきます。
しかしキーボードだけは一度覚えてさえしまえばどこでもどんな場面でも応用が利きます。

すなわち、とてもわかりやすい攻略の糸口だと思います。
コンピューターに慣れない、という方にはまずキーボードをおすすめするのは
そのためなのです。

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資産管理その4

シリーズ物は一気に書くべきだとするパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

資産管理を始めたときにルールを作った、と書いたのですが、
そのルール作りには参加していませんでした。
なので、資産管理の対象は「最低限」固定資産(取得価格20万円以上)としていたようです。
ところが、私が始めた時にはすでにPCが台帳に載っていました。
ということは取得価格20万円以下でも棚卸対象足りえた、ということになります。
当時の指示役が「情報システム部なんだからパソコンくらい管理対象だろう」という言い方でそのようになっていったのだと推測されます。

そういう曖昧な基準はあとで非常に困ることになります。
というわけで結局「消耗品以外は管理対象」というルールを作らざるを得ませんでした。
そのため、非常に管理対象が多岐にわたり、労力も恐ろしいことになりました。
とはいえ人はなれるものでそれだけ物品管理しても意地でも1か月で棚卸は終了させるのですが。
資産管理から棚卸まで一通りのプロセスを作成・実施してきたのですが、
何かを作るたびにつくづくルールはきちんと作るべきだ、と思い返すきっかけになったのでした。

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リテラシー

かつて大学でいわゆる「パソコンの講義」を受け始めたころは、
それほどインターネットは一般的ではありませんでした。
なので、入学したときにメールアドレスとログインIDを渡されても
その使用法そのものを知ることになるのは3ヶ月くらいあとでした。

私のいた大学では情報基礎、をまず最初に教わることになったのですが、
一般教養のクラスで振り分けがあったので、私のクラスの先生は
一太郎(wordみたいなものですよ)とロータス(excelみたいなものですよ)
しか教えてもらえませんでした。
ほかのクラスではメールの使い方やインターネットへの接続方法について
教わっているところもあったようです。
なるほど、環境はあって同じ学費払ってるのに方や我々だけインターネットが使えないのは
大変くやしい。
なので別のクラスの人間のところに教わりにいったのです、
メールってどうやって使うん?と。

当時は学内のOSは8割がMS-DOS、今の人は想像つかないかもしれませんが、
単独で使うのが当たり前で、外とのつながりは電源のみ、でした。

残りの1.5がUNIX、残り0.5がMacでした。

UNIXはネットワークに接続されており、そちらではインターネットを使うことができましたし、なんとブロードバンド接続(ただしスピードは察し)でした。
今ではすっかり当たり前の方式ですが、当時は電話回線で細々つなぐのが一般的でした。
たまたま大学が高い学費を有用に使っていた例です。

初めて使ったEメールはいきなり部外者とのとある集まりに参加するための連絡メールでしたが、それでも電話以外で双方向通信できる、というのは不思議な感覚でした。

繰り返し気味に書いてますが、当時はブロードバンドなど夢のまた夢、
ディズニーランドが公式WEB作ったけど画像多過ぎで読み込みに何分かかるんや!みたいな時代でした。つまり回線が細かった。スピードが遅かった。

そんな中で生まれた用語、作法がネチケットだったと思います。
内容は画面の向こう側にも人がいるんだ、配慮しなさい。みたいなところから
細かいところではメールの件名はアルファベットだけにしましょう、とかそんな感じです。
ネチケットがそもそも造語なんで興味がある人は調べてみてください。
とくに違反しても罰則はありませんし、インターネット(と限られた通信インフラ)という資源をどう有効に使うか知恵を絞った結果の不文律です。
集合知の印象を受けますが今日に至るまでネチケットをまとめた場所、というものにお目にかかったことはありません、本当に不文律でした。

昔はそういうわけでできることが限られていたからこその不文律ができあがった。
草創期だからこその情報リテラシーであるともいえると思います。

現在のリテラシーはというと、山ほど存在しています。

パソコン発展の基礎にネットワークの飛躍的な発展があったのはいうまでもないのですが、
コンピューターそのものの性能があがった結果、できないことはほぼなくなりました。
なので~してはいけない、と縛る必要がなくなったかというとそういうことではなく、
むしろできることが広がりすぎたせいで規制を敷くことが山ほど出てきてしまったのです。

個人情報保護。一度に持ち出せる情報に限度はなくなりました。
スパム。いくらメールを送信しても時間あたりの課金はないので迷惑メール出したい放題です。

待ち望んだ便利な世の中の先には幾多の考えるべき課題が待っていたわけです。
そして個人が尊重されくさいものには蓋をする文化が発展した結果、
不文律を唱えるためにはそれに対してお墨付きをもらって商業化する、いわゆるマナー講師が幅をきかせる時代になっていったのです。

かつてはみんなが考えた資源をどう有効に使おうか、という話は
逆のベクトルで資源をどう有効に使おうか、という方向で議論される時代となったのです。

待ち遠しくてなにをするか決まっていない

居なくてもなんとかなるのが理想のパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

注文していたipad Airがようやく出荷されたとの報告がありました。
発売日に注文したものの、予約してなかったのでそもそも入荷待ちになったので
どうせなら無料刻印してしまおうということでオプションつけてたら
結局2週間のお預けとなりました。
キーボードとペンは翌日に届いたんですがね、ちっ。

で、とくにこのブログに書くこともないんですが私は絵が描けません。
なのでペンタブレット的要素はあまりいらない気がしていました。
しかしながら最近のテクノロジーはすごいので
私の拙いペン先でもなにかが起こせるかもしれん、ということで
何かクリエイティブと言われるようなことをやってみよう、と思っています。

おかしいな、クリエイティブエージェンシーの先駆けみたいな会社にいたはずなのに
クリエイティブの認識が緩い。

なんにせよ新デバイスは楽しみです、届いたらひとまず無理槍使い倒してみたいと思います。

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やらかして 見えるモノ

服選びは一瞬で終わらすパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

訪問先でやらかしました。
といってもパソコンサポートの話ではなく、カバンの中の水筒の中身をぶちまけた、というやらかしです。
幸い水筒がカバンの中だったので部屋中水浸しは避けられたのですが、
いろんなものがちょっとずつ浸水しました。

書類…あらゆる書類はクリアポケットに入れて持ち運ぶので全体の5分の1くらい
周辺機器…ほんのり被弾、Surfaceの充電器のみ気密性が低く、結構たっぷり浸水。
Surface本体…被弾ナシ
財布…被弾なし

100MLくらいはやったはずなのですが、この程度ですみました。
意外に痛手だったのは充電器でしょうか、普通アダプタって気密性高いはずなんですが
Surfaceのはプラグが折りたためる都合上空間が出来てしまっているようです。
(にしてもプラグを受ける部分に空気穴付ける必要があったのかはじっくり考えて貰いたいですが)

書いていない意外なラッキーはカバンです。撥水性とポケットしか問題にしないで手に入れたものですが、
必要以上に中身はこぼさなかったし、あっという間に乾きました。すごい。

というわけで整理整頓といかなるものも何かに包んで持ち歩こうね、という教訓を得たのでした。

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資産管理その3

おあずけくらうといろいろ考え方が変化するパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

前に書いた資産管理を始めた時代にはまだスマホがこの世に存在しておらず、
ようやくwindowsCE搭載のPDAに3Gがのっかるか乗っからないかくらいの時代で、
個別に情報処理端末を持つ、というのはわりと夢な時代でした。
いやガラケーはありましたけど。

今日ではむしろスマホを持っていない人はいないし、
したがって資産管理ソフトもアプリ版が出て
バーコードリーダーも個別にもてる夢のよう(だと思っていた)な時代が来ています。

でも、バーコードなんですね。
つまり貼らなければいけない、と。

次のジャンプはバーコードを貼らずとも写真撮っただけで認識してくれる技術でしょうか。
ようやく次世代iPhoneやiPadでLiDARスキャナが実装されたことを考えると
本当に撮影して必要事項(取得価格とか所有者でないと分かりえない情報)を入れるだけで
資産管理ができる時代がもうそこまで来ている気がします。

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古いパソコン見たら思った

慢性コンセント不足のパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

お客様の依頼で年代もののPCを見てきました。
OSはXP、なかなかの年代物です。
年代物といっても私のPC歴の中ではまだ新しい方…とおもいたい。

脱線するとプレイステーションて次世代ゲーム機かと思ってたら立派なオールドゲームと言われたときのあんな感じです。

実際問題そのPCの修理自体はいけそうなんですが、
この次に起こりうる問題としてはHDDの劣化、それから基盤や電源のコンデンサ周りの故障でしょうか。
とくに後者は一度起きたら代替する手段が半田付け以外なくなります。
HDDも厳選すれば新品がまだ手に入る世界なのですが、ギガあたりの費用が嵩む上に
ことごとくがデッドストック品になるので品質保証はありません。
それでも頑張って使う人は応援したくなるので、こちらも手立てを考えて前を向いています。

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資産管理その2

東北にいきたいパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

前回の続きからです。

まず最初にとりかかったこととして、すでに作ってあるexcelのデータは目視した資産が前提なので、
そのデータについては資産管理ソフトからシールを出力して、
シールを貼ることになりました。

次にそのシールを目的物に貼付していきます、これがつらかった。
初年度に貼った枚数は1,500程だったと思いますが、
物が固まっておいてあるわけでもなく、我々が出向いての貼付作業ですから
冗談抜きで埃まみれです。それでも全部把握できていない。

やり始めた当初は本当に「あとからこんな作業を追加するなよ」と思ったものでした。

シールを貼ったらそのシールをバーコードリーダーで読む。
システム部員各自がそれぞれのフロアにある1,500を読み込むことで、
その場所にその物品がある、ということが証明される、という仕組みでした。
それでもだいぶ漏れはありましたので、行った先でシールを貼っていない物品があればいったん持ち帰って資産登録しなおしてシール貼りなおして読み直す、みたいな作業もだいぶ多かったと記憶しています。

最終的に結果を財務経理部にお届け、確認してもらったところで作業終了になります。
初年度は3か月くらいかかった記憶があります。
2年目以後はソフトウェアについても同様に資産管理しようよ、となりましたので
ライセンスやソフトウェアについても同様に管理を行うようになりました。

それに伴って発注業務の仕組みそのものに資産管理を組み込む形をとるようにしました。

書き起こすと面倒なことばかりで、しかもすでに買ったものの話しかしていないので
当初は大変でしたが、退職した後で思い返すと大変重要な仕事だった、とおもうのです。

何をいつどんな価格で購入し、簿価いくらで今どこにある、が瞬時に把握できる。

大企業になればなるほど困難です。
私が退職したころにはすでに物品数は数倍に膨れ上がっていましたので。

地味だけど大変重要でできるだけ会社作った直後からやるのが望ましいが、
余裕がないとまったくできない、でもやらないと会社が大きくなる時の重大な足かせになる作業の筆頭だと思っています。

おこづかい帳をつけるのは大事だよ、とおおむね誰しもが子供のころから習うことだとは思いますが、
買ったものの明細をつけることもおすすめしておきたいです。

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資産管理その1

可視化したいけどできていないパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

前職で2番目くらいに着手した大がかりなんだけど地味で大変だった業務に
棚卸
がありました。
始めた時点では、まず資産管理をしなければならない。
資産管理のためのツールを導入してみたが、ルールを決めたところで
ある程度の資産をexcelにまとめてインポートしたところ…でした。

で続きをやってくださいとなるわけですが、最初にゴールを聞きました。
なぜなら今までIT部署にいて資産管理をしたことがなかったからです。
あるべきものがないと困る…気がするくらいにしかとらえていませんでした。
(ついでにいうとIT部門の素の資産管理状況はどこもずさんでした。)

聞いて初めてわかったことは、財務会計上の都合で困る、という話でした。
今ならそりゃそうだ、となるわけですが当時はそんなことも知りませんでした。
そもそも他の部署との連携という話が機会としてほぼありませんでした。

資産管理を行う目的は

あるべきものの把握、今後の適正な購買につなげるための評価基準を作る。

ということでした。

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