やってみなければわからない使い道

四六時中七味のことを考えているパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

今でこそ生活の中核をなすといっても過言ではないUSB端子ですが、製品が発売された当時はみんなどうやって使っていいのかよくわかっていないという代物でした。
たしかにコンパクトで取り回しがしやすいことは間違いないのですが、とりあえずマウスしかない…みたいな具合で、複雑なデータのやりとりが生ずるデバイスはまだまだSCSIという端子に圧倒的優位がありました。

とはいえ、それまでの常識だった「パソコン起動中に機器の抜き差し」をしない、は革命だったと思いますし、それまでのピンを刺す周辺機器に比べてピン折れのリスクが減る…というのは見え方としてよかったんじゃあないかと思っています。

当初弱点とされていた転送速度もあっという間に改善され、とうとうすべての携帯デバイスが搭載するに至りました。まさかappleまで追随するとは思ってませんでした。

USB以上に当初その存在が疑われていたのはbluetoothでした。

USBを無線化する、ような触れ込みでデビューしたわけですが、当初のBTはブツブツ切れまくり、本当はファイルの送受信等、ネットワークの代わりに使える予定だったのに対応させるWindowsのリソースが減りまくってまるでだめじゃん!みたいな評価でした。

それでもしつこく搭載を続けてきた結果、BT2.0くらいの規格でようやく日の目が当たってきました。発想はすぐれていたのにそれの受け皿となる機械の成長がおいつくのに時間がかかったと思っています。

なんにせよ、すぐに結果を求めないでしつこく成果を求めることも大事なんだな。
という場面ではこのエピソードを思い出します。

いかなるストレージも

共有ドライブというものを初めて設定してからかれこれ20年以上たつのですが、
どんなに時代が移り変わってディスクの容量が何千倍にも変化しても変わらないことが一つだけずっとあります。

いかなるストレージ(共有ドライブのことです)もあっという間に(通常一ヶ月くらい)8割使われる。

共有ストレージを作る理由というのは「単独のドライブではデータを収容しきれない」ことが主でした。
共有作業するだけならなんぼでも方法はあったわけです。
むしろストレージの性能がいまいちな場合はストレージ上で共有作業するなと言ってたくらいです。
なので、ストレージを増強するという需要があるときは、常にユーザーのドライブはカツカツなんだ、ということに長い間気がついていませんでした。
だから、10倍の容量のストレージを用意すれば、100倍のを用意すれば、事足りるみたいなことを平気で考えていました。まったく愚かです。
足りないのはすでにわかっているのだから、足りるよう工夫を促すべきだったのです。
そして一番多い容量圧迫が「重複ファイル」でした。

ことの発端はいざというときのために共有にファイルをアップしておこう、というバックアップ的な側面から始まり、そしてそのファイルをどこにおいたのかがわからなくなり、
結局同じファイルを出力してまた共有に…のループです。
今でこそ履歴が機能として大変上等なものとなったので、過去ファイルを探す手間は大幅に省けたわけですが、大事なことは本当にファイルがどこにあるかを上手に把握することだったのです。テクノロジーでその事実を覆うといたちごっこが続きます。
残念ながら現在ではクラウドというほぼ無限の容量があるストレージができてしまったんで
こういう悩みは少ないだろうし、だからファイルを雑に生成しても問題はないかもしれません。

ただし、それらを探す時間的コストについてはいつまでも解消されませんので、そこを考えてストレージを利用するようにしましょう。

当店営業日は以下の通りとなります。

火曜日~金曜日 9:00-18:00
土曜日     13:00-18:00
日・祝・月曜日は定休日とさせていただきます。

投稿者: pasonaka

SE歴15年 好きこそものの上手なれでパソコンが生業となりました。 ラジコンやらボードゲームやら趣味は多岐にわたります。

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