備忘録がてらマニュアルの要素を書き出してみる

充電がちっとも終わらないパソコンサポートなかざわですみなさんこんばんは。

いったん知識の整理のために、もし私がマニュアルを書くならば、の上で必要なものを
書き出しておきます。

・対象となる操作範囲
・様式
・作成期間
・検収期間
・契約不適合責任範囲

大まかにわけてこの5つでしょうか。

・対象となる操作範囲
 まずは目的を設定し、その目的に到達するまでの操作手順を確定させます。
 対象となる操作範囲は限定しないとずるずると関係のない範囲までマニュアルを書き下すことになります。
 しかし対象となる操作手順の範囲内であれば可能な限りの可能性を考えて手順化します。一方で矛盾するようですが、対象となる操作以外に押せるボタンがある等の可能性の排除もこの段階ですませます。
 
・様式
 A4で書くのか、縦書きなのか横書きなのか、書式についてのあらましを決めます。大抵は任意で大丈夫なはずですが、案外忘れるのがページ番号です。
 うっかりページ番号を変な位置で決定するとその後の図表掲載に悪影響を及ぼしたりします。

・作成期間
 操作手順と様式が決定していればライティングにかかる工数は計算できます。ここに校正・検証の期間を加えると作成期間が決まります。

・検収期間
 納品してから間違いがないと確定させるまでの期間です。お客様と相談の上決定されます。よほどのことがない限り1ヶ月以内の設定となります。

・契約不適合責任範囲
 これを書くまで私の中では「瑕疵担保責任」という単語が使われていましたが、民法の改正で瑕疵担保責任という単語はなくなったみたいです、ので新しい単語で書いてみました。
 作成者、お客様、対象となるアプリやサービス等のどこに責任が由来した場合に誰が責任をとるべきなのか、という話をします。
 この話をするとき「作った人が最後まで面倒みろよ」みたいな一般的な概念は完全に捨てた方が無難です。一番面倒で一番明文化したくない部分ですが、いざ事が起こったときに一番響いてくる部分です。

この話、マニュアルならばという書き出しで始まりましたが、仕事で関わる著作物すべてにあてはまる事項ですね。このどれかがかけても納品物は完全たりえないと思います。

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